観察日記

ゲンノショウコ 現の証拠

 ゲンノショウコ(フウロソウ科)が、園内いたる所で咲いています。日本全土の山野や道端でもふつうに生える植物なので、花壇や畑でたくさん見られるという方も多いことでしょう。和名ゲンノショウコは「実際に効く証拠」という意味で、「現の証拠」と書きます。昔から下痢止めや胃腸の薬として使われ、煎じて飲むと効果がすぐに現れるということが名前の由来になっているようです。1㎝ほどの小さな花ですが、近づいて見るととても綺麗な花です。

ミヤマウズラ開花

 野草の丘の林の中で、ミヤマウズラ(ラン科)が開花しました。こんなにきれいに開花したのは、ここ数年では初めてです。花を拡大すると鳥が飛んでいるような形をしています。

立秋 秋のアサギマダラ ヒヨドリバナに飛来 

 今日は立秋、昨日からアサギマダラ第1号が飛来しています。アサギマダラは暑さが苦手で、この時季は蔵王のもっと標高が高い涼しい所にいるはずなのですが、迷って下りてきたのでしょうか。でも、遠い所からアサギマダラを探しにいらした来園者の方が、やっと写真を撮ることができたようで喜んでいました。野草園での本格的なアサギマダラ飛来のシーズンは9月、中旬頃から下旬にかけてです。秋分の日前後が一番飛来数が多くなります。

開園日について

アーカイブ