観察日記

立秋 秋のアサギマダラ ヒヨドリバナに飛来 

 今日は立秋、昨日からアサギマダラ第1号が飛来しています。アサギマダラは暑さが苦手で、この時季は蔵王のもっと標高が高い涼しい所にいるはずなのですが、迷って下りてきたのでしょうか。でも、遠い所からアサギマダラを探しにいらした来園者の方が、やっと写真を撮ることができたようで喜んでいました。野草園での本格的なアサギマダラ飛来のシーズンは9月、中旬頃から下旬にかけてです。秋分の日前後が一番飛来数が多くなります。

イワショウブがロックガーデンの7合目で咲いています

イワショウブ(チシマゼキショウ科)

 中部以北の日本海側と西日本の山中の湿気の多い所に生える多年草です。花茎の高さは、20~40cm。葉は根生し、形はアヤメのような線形で、長さは10~40cmです。茎には小形の葉が1~2個つきます。夏、茎の先に2~3花ごとに集合した小花序が穂状につき、白い花が咲きます。蕾は紅紫色。花被片6、雄しべ6。葯は黒色点があります。花柱1は3つに分かれます。別名にムシトリゼキショウがあります。

 和名「岩菖蒲(イワショウブ)」は、山中に自生し、葉姿がショウブに似ているからです。

オニユリ咲きだしました

 オレンジのユリを見ると、夏を感じます。少し前からコオニユリとクルマユリが咲いていますが、オニユリが咲きだしました。コオニユリより大型であることと茎にムカゴ(零余子)ができることで区別することができます。ムカゴとは、植物の栄養繁殖器官のひとつで地上部にできるものです。オニユリの場合は葉腋にでき、茎から離れた後は新たなオニユリが育ちます。夏・オニユリ・アゲハチョウのイメージをもっている方も多いと思います。

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