観察日記

イワショウブがロックガーデンの7合目で咲いています

イワショウブ(チシマゼキショウ科)

 中部以北の日本海側と西日本の山中の湿気の多い所に生える多年草です。花茎の高さは、20~40cm。葉は根生し、形はアヤメのような線形で、長さは10~40cmです。茎には小形の葉が1~2個つきます。夏、茎の先に2~3花ごとに集合した小花序が穂状につき、白い花が咲きます。蕾は紅紫色。花被片6、雄しべ6。葯は黒色点があります。花柱1は3つに分かれます。別名にムシトリゼキショウがあります。

 和名「岩菖蒲(イワショウブ)」は、山中に自生し、葉姿がショウブに似ているからです。

オニユリ咲きだしました

 オレンジのユリを見ると、夏を感じます。少し前からコオニユリとクルマユリが咲いていますが、オニユリが咲きだしました。コオニユリより大型であることと茎にムカゴ(零余子)ができることで区別することができます。ムカゴとは、植物の栄養繁殖器官のひとつで地上部にできるものです。オニユリの場合は葉腋にでき、茎から離れた後は新たなオニユリが育ちます。夏・オニユリ・アゲハチョウのイメージをもっている方も多いと思います。

ハナイカダの実

 ハナイカダ(ハナイカダ科)の実がなりました。葉の上に花を咲かせ、葉の上に実がなる不思議な植物です。雄の木と雌の木が別々(雌雄異株)なので、実がなっている木は雌の木ということです。ロックガーデンの登り口などで見ることができます。

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