ショウブ(ショウブ科)の花が咲いています。ハナショウブ(アヤメ科)と勘違いしてしまいがちですが、全く違う種類の植物です。トウモロコシのようなの形をした花を咲かせます。細長い葉の間に隠れるように咲くので、見つけることが難しいかもしれません。全体に芳香があり、端午の節句にたてるしょうぶ湯はこのショウブを使います。


ショウブ(ショウブ科)の花が咲いています。ハナショウブ(アヤメ科)と勘違いしてしまいがちですが、全く違う種類の植物です。トウモロコシのようなの形をした花を咲かせます。細長い葉の間に隠れるように咲くので、見つけることが難しいかもしれません。全体に芳香があり、端午の節句にたてるしょうぶ湯はこのショウブを使います。
ツレサギソウ(ラン科) 株は4株程ありますが、咲いているのは1つだけでした。
北海道(西南部)、本州、四国、九州、沖縄に分布しています。国外では中国に分布します。各地の低山草地に生える多年草です。茎は高さ30~50㎝です。茎は大きく直立します。葉は互生し長さ10~20cm。初夏茎の頂に総状花序を出し、白花を開きます。花の下には葉状の包葉があります。外花被の側片は反り返り、背片は内花被と合着しています。舌弁は単形で細長く多肉で黄色を帯び、距は長く下垂します。花は夜に香りが強まります。
【用語解説】
包葉(ほうよう)
花芽を包む葉のことです。苞葉とも書き,単に包(苞)ともいわれます。開花後は花の下に残り,高出葉と呼ばれることもあります。また芽やつぼみが展開する前にその周囲を包み保護している鱗片状の葉のうち比較的大きいものをさすこともあります。
距(きょ)
植物の花びらや萼 (がく) の付け根にある突起部分のことです。
ヒメサユリが咲いている下で、ひっそりとカタクリの果実が熟し2mmほどの種子を落としています。種子の白い部分はエライオソームと呼ばれ、蟻を誘う芳香性の脂肪酸などが含まれています。蟻がこの種子をくわえて巣に運ぶので、効果的に分散されるのと同時に、土に埋めてもらえることになっているようです。何と巧みな働きでしょう。驚きです。
こぼれた種子が芽を出し花を咲かせるようになるまでは、環境にもよりますが7~8年ほどかかるといわれています。何とも気の長い話です。