観察日記

ホオノキの花

 この時季、山ではホオノキの花が咲きます。でも、高い所に咲いていたり、近づけないところだったりして、花を近くで見るということはなかなかないかもしれません。ぜひ、近くでホオノキの花を見てみたい方は野草園にいらっしゃってください。今日は、目の高さまで近づいて見ることができたようです。日本で自生する樹木の中では、一番大きな葉と花をもつホオノキです。

 近くを通ると、いい香りに驚かされます。「何の香りだろう?」と辺りを見渡すと、ホウノキの花の香りだということに気づきます。近づかないと気付かないホウノキの香り、ぜひ体感してみてください。

「七草の庭」のオドリコソウの開花が進みません

 オドリコソウの1株だけ、2日前から2、3個の花を開いていましたが、それ以降、寒さ続きで、開花が進みません。暖かくなると一気に開花が進むと考えられます。

オドリコソウ(シソ科)

 東アジアの温帯に広く分布し、山野や道ばたの半日陰に生える多年草です。茎は四角張り、柔らかく、高さ30~50cmで直立します。葉は対生し柄があります。春から夏に茎の上部の葉腋に、淡紅紫色または白色をした唇形の花を輪生します。萼は5つに裂けます。雄しべ4のうち2本は長いです。 

 和名「踊子草(オドリコソウ)」は、花が輪生したようすが、笠をかぶって踊る踊子に似ていることによります。

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