観察日記

トガクシショウマ(トガクシソウ)開花

 トガクシショウマ(メギ科)が開花しました。トガクシソウとも呼ばれます。山形県では、県指定文化財天然記念物となっています。山形の文化財検索サイト「山形の宝 検索nabi」には次のように記載されています。

山形の宝 検索nabiサイト トガクシショウマ 概要(活動状況)より

トガクシソウともいい、メギ科に属する多年草。他に近縁種が見当たらない日本特産の一属一種の植物で、本州中部以北の日本海側の多雪地に分布する。古い起源の形態を残している遺存種である。明治30年(1897年)に県内で発見されて以来、久しくその所在を報じた者はなかったが、昭和3年(1928年)に葉山の富並川上流海抜900mの渓谷で発見された。その後海抜500mに満たない開拓地の近くでも発見されており、最初の発見地とともに天然記念物に指定されている。我が国の学者が初めて学名をつけた記念すべき植物でもある。

ハシリドコロが満開です

「藤棚」の西側のハシリドコロが満開をむかえました。

ハシリドコロ(ナス科)

 本州から四国・九州にかけて分布します。山地の谷間に生える多年草。地下茎をひき、茎の高さは30~60cmで直立。葉は互生 し柄があります。春、葉腋に長い柄をもつ暗紫色の1花を下向きにつけます。萼は短い筒状で、5つに裂け緑色。花冠は鐘形で先は 浅く5裂し内側が淡緑黄色で外側が暗紫色。地下茎に猛毒があります。

 和名「走野老、莨菪(ハシリドコロ)」は、その毒性ゆえに、食べると錯乱して走り回ること。また、根茎がトコロ(野老)に似 ていることから名がつけられています。

ヤマウグイスカグラとウグイスカグラの花の違い

「マグノリア通り」のヤマウグイカグラと「ツツジの丘」のウグイスカグラの花を比べてみました。

 左がウグイスカグラで、右がヤマウグイスカグラですが、よく見ると花筒等の毛がウグイスカグラでは全くの無毛ですが、ヤマウグイスカグラには毛が少し生えています。同じスイカズラ科の仲間に、「ロックガーデン」にあるミヤマウグイスカグラがありますが、咲いたら三つの違いについて詳しくご報告します。

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