観察日記

一輪草 アズマイチゲ満開

 一輪草のアズマイチゲ(キンポウゲ科)があっという間に満開になっています。今日はお天気が良く暖かいので、どの花もしっかりと開いています。開花期間2~3週間ほどですが、いい状態で見ることができるのは20日頃まででしょうか。もう少しすると、キクザキイチゲも見ることができるようになります。アズマイチゲもセツブンソウと同様にスプリング・エフェメラルのひとつです。

セツブンソウ 芽生えと同時に開花

 早春の植物セツブンソウ(キンポウゲ科)が芽生えと同時に開花しました。ここ数年雪が少なく暖かい年が続いていたので、4月1日の開園時にはほとんど開花が終わっていました。楽しみにしていた方も多いので、今年は見ることができそうです。例年開花期間が短く、来週の週末くらいまでかもしれません。ひょうたん池の西側(園内プレートNo.3付近)で見ることができます。

 セツブンソウ(キンポウゲ科)は日本固有種で、関東地方や中部地方の主に石灰岩地の樹林内に生育する植物です。早春に開花し、初夏には地上部が枯れてしまうスプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれる植物のひとつです。

オオバナノエンレイソウの芽生え

 オオバナノエンレイソウ(シュロソウ科)の芽生えを見ることができました。No.13付近の杉林内で見ることができます。花が早かった昨年の開花が4月19日でしたので、ここ数年とほぼ同じように来週末には開花しそうな感じです。クリスマスローズは昨年より3週間以上も遅いのに、どうしてオオバナノエンレイソウはあまり変わらないのでしょうか?写真を見ていただくと、湧き水の所に芽が出ているのが分かると思います。湧き水の影響からか、杉林内の生育地が他の場所より暖かいのではないかと推測しています。

開園日について

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