観察日記

3/26・27プレオープン、4/1正式開園

 4か月間の冬期休園を終えて、野草園は3月26日(土)・27日(日)にプレオープンし、

4月1日(金)に正式開園します。

 今季は近年にない積雪となったため、開園に向けて職員が除雪を行っています。

 開園日には「ミズバショウの谷」の木道を散策できるよう準備を進めていますが、もしかすると

ミズバショウやザゼンソウ、オオミスミソウなどの草花は、まだ雪の下にいるかもしれません。

 草花は雪に隠れていても、マルバマンサクやハンノキ、ネコヤナギなどの樹木は、いち早く

咲き始めています。

 例年より少し遅い春が野草園にやってきます。

 散策できる場所は限られていますが、早春の植物に会いに来ませんか?

2021 ご来園ありがとうございました

 2021年の開園は、本日11/30をもって終了となります。4月から11月までの8か月間、たくさんの方にご来園いただきましてありがとうございました。

 また、ホームページ観察日記、そして、山形市野草園インスタグラムをご覧いただきありがとうございました。可能な限り毎日投稿をして、皆様方にタイムリーな園内情報をお届けするために努めてまいりました。少しでも楽しんでいただき、お役に立てたのであれば幸いです。また、来年お会いいたしましょう。

2022年予定

 2月16日(水)四季観察会(冬)

 3月16日(水)四季観察会(早春)  

      ※四季観察会申込詳細は、近くなりましたら山形市広報誌またはHPをご覧下さい。(先着20名)

 3月26日(土)27日(日)プレオープン(午前・午後のガイドウォーキング有り)

 4月 1日(金)正式オープン

プレオープン・開園時に見ることができる植物

エゾユズリハ 常緑低木青々と

 エゾユズリハ(ユズリハ科)は、常緑低木です。ほかの植物がおおかた葉を落としている中で青々としています。東北地方南部以南に自生する常緑高木のユズリハにたいして、エゾユズリハは北海道や本州中部以北の日本海側に自生します。多雪地の林床に適応したユズリハの変種といわれているようです。積雪に耐えられるよう、高さは1-3m程の低木であること、そして、重い雪に耐えられるように枝は粘り強くしなります。

 ユズリハは譲葉と書き、春先に新芽が出ると前年の葉が次の世代に譲っていくように落ち、そのことが命を譲るように見えたことが名前の由来のようです。

河井醉茗(かわいすいめい)氏の「ゆずり葉」という詩は、次のような言葉から始まります。印象深い詩です。

子供たちよ。
これはゆずり葉の木です。
このゆずり葉は
新しい葉が出来ると
入り代わって古い葉が落ちてしまうのです。

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開園日について

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