今朝の野草園、最低気温が-2℃まで冷え込み、霜が降りた落ち葉や霜柱が見られました。暖かい晩秋とはいえ、確実に冬に近づいています。今年の開園期間もあと10日ほどとなりました。
観察日記
メタセコイヤ レンガ色に紅葉
メタセコイヤ(和名 曙杉:アケボノスギ)、ボルダーの庭の中でひときわ存在感があります。今、葉がレンガ色に色付いています。
メタセコイヤは、かつて日本でも化石として発見されており、すでに絶滅した植物と考えられていたようです。しかし、中国で発見された種が絶滅したと思われていたメタセコイヤであると判明し、今では日本でも数多くみられるようになっています。「生きた化石」などと呼ばれることもあるようです。樹高は25-30m、幹は直径1.5mほどにもなる樹木です。
ナツツバキの実は硬い鞘(サヤ)の中に入っています
11月 冬芽 11月 実と冬芽 11月 実がたくさんつきました 鞘と種 幹の様子 7月 花
ナツツバキ(ツバキ科) 「吉林の庭」にあります。
山中に生える落葉高木。ナツツバキ属ではもっとも花が大きいです。樹皮はなめらかで10年目位になると古い樹皮がはげおちます。夏に柄のある大きな白い花を開きます。花弁は5枚でしわがより、裏面には白い絹毛があり、ふちは波打ち細かい鋸歯があります。
和名「夏椿(ナツツバキ)」は、夏にツバキのような花を開くからつきました。
鞘は非常に硬く、上から見ると五角形になっています。上から5裂して、その5つの間に種が入っています。種の大きさは長さ6~7mm、扁平です。この鞘には10個の種が入っていました。