タカノハススキ(イネ科)
人家に栽植して観賞するススキで園芸品種です。葉はやや幅が狭く、硬質で著しくざらつき、上面に淡黄色の矢羽形の斑が2~3cmの間隔で現れ、下面は淡緑色で光沢があります。秋に茎頂に穂を出し、多数の糸状の枝穂を分かって、枝穂上に小穂を密に双生し、柄に長短のあることなど、すべてススキと同様です。別の品種で葉に縦に白斑の現れるものにシマススキがあります。
和名「鷹羽薄(タカノハススキ)」は、葉に斑が入り、タカの羽の模様に似ることからつきました。
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タカノハススキ(イネ科)
人家に栽植して観賞するススキで園芸品種です。葉はやや幅が狭く、硬質で著しくざらつき、上面に淡黄色の矢羽形の斑が2~3cmの間隔で現れ、下面は淡緑色で光沢があります。秋に茎頂に穂を出し、多数の糸状の枝穂を分かって、枝穂上に小穂を密に双生し、柄に長短のあることなど、すべてススキと同様です。別の品種で葉に縦に白斑の現れるものにシマススキがあります。
和名「鷹羽薄(タカノハススキ)」は、葉に斑が入り、タカの羽の模様に似ることからつきました。
クマヤナギ(クロウメモドキ科)
北海道南部以南から本州、四国、九州まで分布しています。丘陵地、山地の雑木林の縁、川沿いの土手、湿地に多く生育する落葉樹です。茎は滑らかでつる性を帯び、長くのび、紫緑色です。葉は柄があり互生します。夏に枝先あるいは葉腋に円錐花序をなし、小さな白花をつけます。萼片5、花弁5、雄しべ5、雌しべ1。核果は緑色から紅色、黒色と変わり、鳥類の餌となります。
和名「熊柳(クマヤナギ)」は、冬は葉を落とし、黒々とした幹やつるがクマを連想するところから名が付きましたが、、ヤナギとは別の種クロウメモドキ科の植物です。
園内で、セイヨウオトギリソウは群落をつくって勢力を伸ばしていますが、オトギリソウは2・3株ずつ点在しています。あまり群落をつくらないようです。
日本全国、朝鮮半島、中国大陸に分布します。日当たりの良い赤土の道ばたや草地、山野に普通に生える多年草です。葉は対生し両葉がお互いに接近して茎を抱き、葉の中に黒点があります。茎の頂部が分枝し、小さい黄色の花が連なって咲きます。花にも黒点と黒腺が入り、花をつぶすと紫色になります。花は日中だけ咲き、1日で終わる1日花です。花弁や葉の油点が特徴的です。
和名「弟切草(オトギリソウ)」は、秘薬のことを人にもらした弟を、鷹匠の兄が怒って切ったという平安時代の伝説からつけられました。