観察日記

ジュウガツザクラ 秋の開花です

 サクラといえば、春の花。多くの方は、このことに何の疑いも持たないと思います。ですから、初めて「ジュウガツザクラ」と聞けば、「なぜ、ジュウガツ?」と不思議に思い、秋にもう一度咲くことを知れば、さらに驚かれることでしょう。そして、「野草の丘」で、ジュウガツザクラが開花しました。

 季節はずれに咲くことを、狂い咲きと言いますが、狂い咲きではありません。ジュウガツザクラは二季咲きです。春に比べ、花の数は少なくまばらですが、それでも、秋に見るサクラは、オシャレで、気が利いていて、ちょっと得した気分になります。

 

ヤマボウシの実  トロピカルな味です!

 ヤマボウシの実が色付いてきました。右下の写真が、6月頃の様子です。白い花弁に見える苞の中央に30個程の小さな花が集まり球状になっています。

 サクランボともイチゴとも見える実は、ジャムにしたり果実酒にしたりしますが、そのまま生で食べることもできます。「酸味がなく強い甘み」があります(食べた方の感想)。ただし、街路樹や公共の場のヤマボウシは、粉塵にまみれていたり農薬が散布されていたりしますので、食べないでください。食べてみたい方は、野草園職員にお声がけください。味を一言でいえば、「トロピカル!」。南国気分を味わえます。

  

うまく言葉にできません ヤマシャクヤクの実

「マグノリア通り」「クリンソウの谷の橋と百葉箱の中間」のヤマシャクヤクの実です。 

 結実すると黒色の種子になり、結実しないと赤い実になるそうです。右下の写真が、春にお知らせしたヤマシャクヤクの白花です。あの花の実がこれなの!!!。 少なからぬ驚きです。圧倒的な存在感です!!! うまく言葉にできません!!!

 園内でも数少ない植物です。是非、実物をご覧いただきたい植物です。

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