「水辺の花コーナー」で、ハンゲショウが咲きだしました。
日本の本州以南、朝鮮半島、中国、フィリピンなど東アジアの亜熱帯性湿地に分布し、日の当たる湿地などにて太い地下茎で分布を広げて群生する多年草です。高さは1m位になり、草全体に一種の臭気があります。根茎は白色で横にはい、茎は直立し、葉は有柄で互生します。初夏、茎上部の葉2~3枚は表面が白くなり、この葉に対生して穂状の総状花序を出し、多数の白小花をつけます。花は有柄で花被はありません。雄しべ6~7、雌しべ1です。カタシログサともいいます。
和名は「半夏生」。夏至から数えて11日目から5日間を半夏生と言い、農作業の目安とされますが、ちょうどその頃に花が咲くことに由来します。花に近い葉だけが白くなります。マタタビと同じように、虫への目印なのでしょうね。