チドメグサ(ウコギ科) 「ひょうたん池」西側のシバの中から、ムラサキサギゴケやヘビイチゴと一緒に生えています。
本州・四国・九州・沖縄・小笠原に分布します。関東地方以北では冬に枯れてしまい、先端だけが残ります。国外では、朝鮮南部・中国を経てアジアの暖帯・熱帯域、オーストラリア、アフリカにまで分布しています。道端や人家近くに生える常緑の多年草です。糸状の細い茎が地上をはい、葉には長い柄があり互生で、葉面に光沢があります。夏から秋に、葉腋に細い柄を出し、その先に散形花序をなし、白色の小さな花を多数つけます。花弁5、雄しべ5、子房は下位です。
和名「血止草(チドメグサ)」は、この葉の汁を傷口につけると血が止まることからつけられました。