ヤマグルマ(ヤマグルマ科) 「ロックガーデン」と「スワンヒルの庭」の西側の林の中にあります。
本州(山形県以南)、四国、九州、琉球、伊豆諸島に、東アジアでは、台湾、朝鮮半島南部に分布しています。山中に生える落葉樹で幹は直立し、高さ17m位になります。葉は枝先に集まってやや輪状につき、長柄があり、革質で光沢があるのが特徴です。春、枝先に総状花序を出し、黄緑色の両性花を開きます。苞は早く落ちてしまいます。花柄は長く、花被はありません。雄しべは多数、葯は淡黄色です。心皮(「花」の各要素は「葉」の変形と考えられ、雌しべを構成する「葉」を「心皮」(しんぴ)といいます。)は5~10。樹皮から鳥もちを作り、トリモチノキともいわれます。春先でも葉が赤く色付いてものもあり、とても目立っています。
和名「山車(ヤマグルマ)」は、車状に葉が付くことによります。