以前はクリンソウの谷の「ツルネコノメソウ」のある水路の土手の上にあったそうですが、いくら探しても見つかりませんでした。そうしたらなんと「クリンソウの谷」の南端、我々が通称「三角コーナー」と呼んでいる所の通路寄りの所にありました。また、「ひょうたん池の」西側のフタバアオイがあるあたりにもあることがわかりました。早速看板を作って明示したいと思います。
ネコノメソウ(ユキノシタ科)
南千島、北海道、本州、九州北部に分布しています。日本固有種です。山中や山麓の陰湿地に生える多年草です。茎は横に伏し、高さ5~20cmの花茎を出します。葉は対生で柄があり、淡い緑色をしています。花のそばの葉は黄色です。春、茎の頂に淡黄色(たんこうしょく)の小花が集まってつきます。萼片は4で直立し、花弁はありません。雄しべは4本あります。蒴果(さくか)は2つに深く裂け、裂片(れっぺん)は不同です。先端に1本の縫線(ほうせん)があります。
和名「猫の目草(ネコノメソウ)」は、蒴果の縫線の深く細く裂開した様子が、瞳孔が縦に狭くなった昼間のネコの目に似ていることにちなみます。