観察日記

ユキザサ 花から実へ

ユキザサ(クサスギカズラ科(キジカクシ科)) 「深樹の小路」や「ひょうたん池」の西側にあります。

 春には白い可憐な花。秋はじめには緑の葉と赤い実がありましたが、晩秋の今日は、葉が黄葉しても赤い実はそのままついていました。

 北海道、本州、四国、九州に分布しています。国外では、朝鮮半島、中国大陸、ウスリー、アムールに分布しています。深山の林の中など陰地に自生する多年草です。 根茎は多肉質で左右に伸びます。 茎は直立して上部が斜めに傾き、20~40㎝の高さになります。 葉は、茎の上部に互生し、広い卵形で先端は尖り、葉脈は笹の葉に似ています。花茎を伸ばして茎頂に白色の小花を円錐状に多数つけます。 秋に球形液果で赤く熟します。

 和名「雪笹(ユキザサ)」は、花が白いので「雪」にたとえ、葉がササ(笹)に似た形状によることからその名があります。

キチジョウソウ(吉祥草) いいことあるかも!

 園内で一番最後に咲く草本の花、キチジョウソウ(クサスギカズラ科)。関東以西の樹林内に生える常緑の多年草です。野草園では10月の下旬に開花します。草の中にひっそりを咲いている花なので、通り過ぎてしまう方がほとんどです。良いことがあると開花するという伝説から吉祥草という名前がついています。花を見ることができたら、いいことがあるかもしれません。「マグノリア通り」に咲いています。

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