「藤棚」の近くにあるコシノカンアオイ《越の寒葵》(ウマノスズクサ科)。発見された地が越後の国新潟であることから、越の寒葵という名前がついています。主に東北から中部地方の日本海側に分布する、日本固有の植物です。
毎年花を付けていましたが残念ながら今年は花を付けませんでした。冬を前にして、常緑多年草のコシノカンアオイの葉は青々として綺麗です。来年はぜひ不思議な形の花を見せてほしいものです。
「藤棚」の近くにあるコシノカンアオイ《越の寒葵》(ウマノスズクサ科)。発見された地が越後の国新潟であることから、越の寒葵という名前がついています。主に東北から中部地方の日本海側に分布する、日本固有の植物です。
毎年花を付けていましたが残念ながら今年は花を付けませんでした。冬を前にして、常緑多年草のコシノカンアオイの葉は青々として綺麗です。来年はぜひ不思議な形の花を見せてほしいものです。
藤棚の近くにあるナニワズ(ジンチョウゲ科)が青々としています。よく見ると来年の早春に咲かせる花芽がしっかり出来上がっています。積雪の量にもよりますが、来年のオープン間もなく花が見られることでしょう。
ナニワズは、福井県より北側の日本海側と北海道に自生する、別名エゾナツボウズと呼ばれる雌雄異株の落葉小低木です。野草園では、フクジュソウと同じく早春に開花している様子を観察することができます。夏には葉を落とすことからエゾナツボウズと呼ばれますが、オニシバリ(ナツボウズ)に似て北海道に産することが名前の由来になっているようです。ナニワズの由来は諸説あるようです。
秋に淡い青紫色の花を咲かせ群生していたノコンギク(キク科)。晩秋の今、全く別の植物が白い花を咲かせているように見えます。白い花のように見えるのは、長い冠毛と《そう果》(果皮が乾燥して1個の種子を包み裂開しない果実のこと)の集まりです。これから、風が吹いたときに遠くに運ばれていきます。