観察日記

アカイタヤの黄葉 そして 落葉

 「中央広場」付近のアカイタヤ(ムクロジ科)が黄葉しています。風が吹くと次から次と落葉しているので、綺麗な黄葉が見られるのもあと数日かと思います。

 アカイタヤ(赤板屋)はイタヤカエデの仲間で、新芽や葉柄が紅色を帯びているのでその名があります。北海道や本州日本海側の山地に自生する日本固有種です。

ユキザサ 花から実へ

ユキザサ(クサスギカズラ科(キジカクシ科)) 「深樹の小路」や「ひょうたん池」の西側にあります。

 春には白い可憐な花。秋はじめには緑の葉と赤い実がありましたが、晩秋の今日は、葉が黄葉しても赤い実はそのままついていました。

 北海道、本州、四国、九州に分布しています。国外では、朝鮮半島、中国大陸、ウスリー、アムールに分布しています。深山の林の中など陰地に自生する多年草です。 根茎は多肉質で左右に伸びます。 茎は直立して上部が斜めに傾き、20~40㎝の高さになります。 葉は、茎の上部に互生し、広い卵形で先端は尖り、葉脈は笹の葉に似ています。花茎を伸ばして茎頂に白色の小花を円錐状に多数つけます。 秋に球形液果で赤く熟します。

 和名「雪笹(ユキザサ)」は、花が白いので「雪」にたとえ、葉がササ(笹)に似た形状によることからその名があります。

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